秋の七草である葛からつくられる葛布は、沖縄の芭蕉布、東北の科布と並び、日本三大古布のひとつに数えられ、古くは鎌倉時代から、掛川市に伝承されてきた伝統工芸品で、広辞苑にも掛川市の名産として紹介されています。
昔は40~50軒あった手織葛布商も現在では2軒となり、掛川市の伝統産業である葛布が危機的状況にあるなか、葛布産業の復活、継承に向けて、各分野の専門家をメンバーとした掛川市葛利活用委員会を設立されました。委員会では葛布の振興を主軸において、原料である葛にも注目して、取組を行い、葛布の振興をサポートするとともに、現在の県指定の伝統工芸品から、国が指定する伝統的工芸品(10企業以上または、30人以上が従事)を目指しています。
葛の様々な事業を進めていますが、当センターが御支援をさせて頂いており、多くの人に掛川の葛布を知ってもらうため、ニッポン手仕事図鑑のホームページで葛布を紹介しています。一度ご覧ください。
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